仮性包茎の手術の種類:環状切開法の特徴と流れ

環状切開法の特徴とは

仮性包茎は日本人に一番多い種類の包茎で、その割合は成人男性のおよそ80パーセントと言われています。
平常の状態で亀頭の全てもしくは一部が包皮で覆われている状態を仮性包茎と呼びますが、勃起した場合でも痛みや締め付けを感じることはなく、手でむけばば亀頭すべてをスムースに露出することができます。
日常生活に支障はないものの、尿が皮の内側に溜まりやすく湿っている状態になっているため雑菌が繁殖しやすく正常にかかるリスクも高まります。
環状切開法は比較的シンプルで、現在の包茎手術における主流です。
難易度も低く、失敗やトラブルが少ないことが特徴です。
また、環状切開法は性感帯の裏スジと呼ばれる包皮小帯部分をほぼ残すことが可能な術式であるため、他の術式と比較して性行時における感度の変化が少ないことも特徴として挙げることができます。
性感帯を守りながら包茎手術を受けたい男性におすすめの術式となっています。

環状切開法による手術の流れ

環状切開法は、包皮の背面に切開を加えた後に亀頭環状溝にそって環状切開を行って包皮を切除し、亀頭の1~2センチ下で切断端を縫合する術式です。
仮性包茎で手術を受ける場合は、まずクリニックでのカウンセリングを受ける必要があります。
その後、担当医師による診察を行い男性器の状態を把握し、切除する長さを決定します。
治療に対する不安や悩みがある場合は、この時に医師に確認しておくと良いでしょう。
手術は部分麻酔によって行われ、所要時間はおよそ40~50分程度で終了します。
手術後はすぐに帰宅することが可能ですが、後日抜糸と経過観察のために通院する必要があります。
帰宅後の注意点としては、当日はシャワーと入浴は控えなくてはなりません。
シャワーは翌日から可能ですが、その場合は傷口が水に濡れないように注意しましょう。
性行為は3~4週間控える必要があり、スポーツについても傷口から出血して仕上がりに悪影響がでることがあるため注意が必要です。

まとめ

仮性包茎は病気ではありませんが、個人によって悩みの種類はそれぞれです。
見た目の問題もありますが、仮性包茎であっても早漏や衛生面の問題を改善できる可能性があることから、悩んでいる場合は早めに治療することをおすすめします。
環状切開法は手術時間も短時間で、入院の必要も無く日帰り治療が可能な術式なので安心して受けることができますが、手術を検討する際に大切なことは実績が豊富なクリニックを選ぶことにあります。
包茎手術ができるクリニックの比較サイトなどで、よく調べてクリニックを選ぶようにしましょう。

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